作品作りにおける最初の行程に「フェルトに型紙を写して切る」があります。
下の記事ではそのうち4つの方法について、それぞれの特徴や向いている作品についてまとめました。
今回はその中の一つ、トレース台を使い、フェルトに直接型紙を写す方法について、より詳しく検証したものをご紹介します。
トレース台を使うメリット・デメリットは?
メリット
トレース台をお持ちでない方は購入する必要がありますが、一度手に入れてしまえば作業がとても楽になります。
今回購入したのはこちら
4400ルクス以上の明るさがあるものにしました
実際に使ってみて感じたメリットは次の点です。
そのため、型紙原本は綺麗に保存しておきたい方やたくさんの作品を作るフェルト作家さん、部活のお守りを渡したい学生さん・保護者の方におすすめです。
フェルト生地以外にも写せるので、刺し子や刺繍の図案写しにも使えます
デメリット
逆にデメリットだと思ったのは、次の点です。
次は「透けにくさ」も含めて詳しく見ていきます
透け具合は?色の濃い生地でも使える?
実際に、3種類のフェルトを透かしてみました。
①薄い色
まずは薄い色の生地です。
しっかり透けています
このくらい透けていれば、そのままフェルトに型紙を写せました。
②少し濃い色
次は、少し濃い色の生地です。
少し見にくいかも…
このままだと難しそうなので、型紙をサインペンでなぞります。
その上から先ほどと同じフェルトを乗せると…
見えるようになりました!
また、刺繍の線も同時に写せるのはとても楽だと思いました。
③濃い色
最後は濃い色の生地で試してみました。
どうでしょう…?
やはり①②と比べると透けにくいです。
見えなくもない、という感じですが、これ以上濃くなると厳しいかなと感じました。
刺し子や刺繍の図案写しには完璧
シーチング生地・オックス生地を透かしてみました。
型紙がくっきり写っています
また、細かい模様に重ねても問題なく透けています。
そのため、刺し子や刺繍の図案を写すにはかなり良さそうです。
トレース台も活用して、作品作りを楽しもう
今回は、トレース台を使って型紙をフェルトに写す方法をご紹介しました。
生地の濃さによる透け方の違いやフェルト生地以外への活用法なども検証できたかなと思います。
作品作りの参考になれば嬉しいです
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