ハンドメイドをするのに、役立つ資格ってあるのかな?
今回はこんなふとした疑問をきっかけに、ハンドメイドに役立ちそうな資格を調べてみたのでご紹介します。
ハンドメイドに資格は必要?
まず前提として、ハンドメイドに資格は必要ないです。
誰でも気軽に楽しめるのが魅力の一つだと思っています
では今回なぜ「資格」について調べたのかというと、作品を届ける側として「信頼できる魅力的な作品」に近づくには何が必要なのかを考えたからです。
その中で、普段は資格職で働いているというのもあり、やはり「資格」の力は強いと感じています。
対象の分野について知識があるという客観的な指標であり、信頼感にも繋がります
そこで今回は、さらに作品の質を上げたいという方や、将来的に作品販売をしたいという方にも役立ちそうな資格を4つご紹介します。
ハンドメイドに特化した資格
まずはハンドメイドに特化した資格です。
いくつかありますが、その中から多くの分野で役立ちそうなものを2つご紹介します。
ハンドメイドマイスター
ハンドメイドマイスターは、裁縫や編み物などの手芸作品の製作・販売、展示会の開催、講師活動などを行う仕事です。
“人気資格ランキングトップ20”,日本デザインプランナー協会,https://www.designshikaku.net/ranking/(参照 2024-3-25)
ハンドメイドマイスターは、インテリアデザイナーやファッションデザイナーなどの資格認定も行っている日本デザインプランナー協会による資格です。
使用する各素材の特徴や使用方法などの知識とスキルがあることの証明となるため、作品販売の際に活躍します。
協会の人気資格ランキングトップ6にもランクイン(2024年3月現在)しており、注目度の高い資格だということが分かります。
手芸アドバイザー
手芸アドバイザーは、クラフトの知識と技術を人にアドバイスするプロフェッショナルです。
“人気資格ランキングトップ25”,日本生活環境支援協会,https://www.nihonsupport.org/ranking/(参照 2024-3-25)
手芸アドバイザーは、日本生活環境支援協会による資格です。
公式サイトには「空いている時間を有効に活用したい方、子供に何か作ってあげたい方、ハンドメイドの趣味をしてみたいけれどどうすればいいかわからない方にオススメです」とあり、どちらかというと趣味としてハンドメイドをする中で基礎知識を身に着けたい方向けだと感じました。
また、資格取得後は、自宅やカルチャースクールなどで講師活動ができるのも魅力の一つです。
どちらがおすすめ?
どちらも民間資格で、主催する協会が異なります。
目的別で分けるとしたら、
ハンドメイドマイスター:作品販売がしたい人
手芸アドバイザー:趣味の知識を深めたい、講師活動がしたい人
という印象を受けました。
正直なところ、大きな違いは分かりませんでした
試験内容も重複している部分があるようなので、せっかくなら2つとも取得するのがいいと思います。
どちらも独学や通信講座で学んだ後に受験することで取得可能です。
また、通信講座の中には資格試験免除で上記2つの資格を100%取得可能なものもあるので、時間やお金を無駄にしたくない方はそちらがおすすめです。
代表的なのは女性のための通信講座【SARAスクール】のハンドメイド講座です。
日常生活にも活かせる資格
次は、作品を作るうえで欠かせない色について学べる資格です。
色は、その組み合わせで全く違う印象になる大切な要素です。しかし、意外とセンスを頼りに決めている方も多いのではないでしょうか。
そんな時に役立つのが次の資格です。
また、これらの資格はハンドメイドだけでなく、自身のメイク、ファッションやインテリアなどの日常生活にも活かせます。
色彩検定
色彩検定では色の基礎から、配色技法(色の組み合わせ方)、専門分野における利用などを幅広く学習します。「色彩検定」の学習によって感性や経験によらない、理論の土台を身に付けることができます。
“色彩検定ってなに?”,文部科学省後援 色彩検定,https://www.aft.or.jp/pages/feature(参照 2024-3-25)
色彩検定は色彩検定協会による文部科学省後援の検定で、色の知識を認定するものです。色全般の幅広い分野の知識が身に着けられます。
3級から1級と、別でUC級(色のユニバーサルデザイン)があり、自分が目指すレベルに合わせて級を選ぶことができます。
カラーコーディネーター
色の性質・特性など、色彩の知識を身につけることで、色の持つ効果をビジネスシーンに活かすことができます。 仕事に役立つ実践的な色彩の知識を学ぶことができる、それがカラーコーディネーター検定試験®です
“カラーコーディネーター検定試験®ってどんな検定?”,東京商工会議所 カラーコーディネーター検定試験,https://kentei.tokyo-cci.or.jp/color/about/(参照 2024-3-25)
カラーコーディネーターは、日商簿記検定試験などの資格認定も行っている東京商工会議所による資格です。
スタンダードとアドバンスの2クラスがあり、色彩検定と同様、自分が目指すレベルに合わせて受験できます。
インターネットを通じて自身のパソコンで試験を受けられる(IBT方式)ので、空いた時間に試験を受けられるのも魅力的だと思います。
どちらがおすすめ?
どちらも色についての資格ですが、
色彩検定:幅広い色の知識を学びたい人
カラーコーディネーター:仕事に役立つ実践的な内容を学びたい人
という印象を受けました。
受験級によりますが、色彩検定の方が難易度は低いと言われているようです。
そのため、まずは独学で色の基礎知識を学びたいという方は色彩検定からの受験がおすすめです。
逆に、即仕事に活かせるスキルが欲しい方・勉強するためのまとまった時間が取れる方はカラーコーディネーターを目指すのも良いかと思います。
”ハンドメイド×資格”でより魅力的な作品作りを!
今回はハンドメイドに役立ちそうな資格を4つご紹介しました。
それぞれ特徴があり、目指すものによって必要な資格も変わってくると思います。
私もこれらを受験して、実際に受けた感想や勉強方法についてなどもご報告していく予定です。
怠けないようにここで宣言しておきます…!
ハンドメイドの知識をより深めたい方や作品販売などに繋げたい方、日常生活にも役立つ「色」の資格に興味のある方の参考になれば嬉しいです。
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