作品作りにおける最初の行程に「フェルトに型紙を写して切る」があります。
今回はその方法を、それぞれの特徴や向いている作品に合わせて4種類ご紹介します。
個人的にそれぞれの項目についても評価してみました
作品作りの参考になれば嬉しいです
方法と結果一覧
まずは今回行った方法と結果の一覧です。
方法 | 正確さ | 簡単さ | 綺麗さ | おすすめの作品・状況 |
---|---|---|---|---|
①型紙をそのまま使う | ★★ | ★★★ | ★★ | パーツの形がシンプル 同じ型紙を使う回数が少ない |
②透ける紙に型紙を写す | ★★ | ★★ | ★★ | パーツの形がシンプル 原本は綺麗なままにしたい |
③クリアファイルに型紙を写す | ★★ | ★★ | ★★★ | 同じパーツを何度も写したい 原本は綺麗なままにしたい |
④トレース台でフェルトに直接写す | ★★★ | ★★★ | ★★★ | 同じパーツを何度も写したい 細かいパーツも綺麗に写したい 原本は綺麗なままにしたい 切る作業は1回で済ませたい 刺繍も一緒に写したい |
それぞれ詳しく見ていきます!
①型紙をそのまま使う
正確さ
簡単さ
綺麗さ
もっとも基本的な方法で、印刷した型紙をそのまま使えるので手軽に行えます。
チャコペンは時間が立つと消える、こういった水性ペンタイプを選びましょう。
洗濯で消えるものの場合、当然ですが水で消す手間が発生します。
フェルトによっては縮んでしまうリスクがあるので、時間で消えるものが安心です。
デメリットは、チャコペンのインクで紙がふやけてしまう点です。
そのため、同じパーツが何枚も必要な作品には向きません。
また、型紙に沿って線を引くのでサイズが若干変わる可能性があります。
線の内側を切ると、型紙とほぼ同じ大きさになります
写し方
1.型紙を印刷して切り取る。
2.フェルトに1を重ね、チャコペンで型紙に沿って線を引く。
3.フェルトを線に沿って切り取る。
②透ける紙に型紙を写す
正確さ
簡単さ
綺麗さ
こちらは、型紙原本を保存しておきたい場合におすすめの方法です。
型紙を他の紙に写す必要があるので、特にパーツが多い場合は面倒に感じるかもしれません。
また、①と同じようにチャコペンのインクで紙がふやけてしまうため、何度も同じ紙は使えません。
ふやけるのが気になる場合、次の③へ!
写し方
1.型紙を印刷し、その上に透ける紙(トレーシングペーパーや半紙など)を重ねて線を写す。
2.1を切り取りフェルトに重ね、チャコペンで紙に沿って線を引く。
3.フェルトを線に沿って切り取る。
③クリアファイルに型紙を写す
正確さ
簡単さ
綺麗さ
基本的に②と同じですが、型紙をクリアファイルに写すことで強度が上がります。
インクも染みないので、同じパーツが何枚も必要な作品や同じ作品を何個も作りたい時におすすめです。
家にあるクリアファイルを活用できるので、気軽に試せます
写し方
1.型紙を印刷し、その上にクリアファイルを重ねて線を写す。
2.1を切り取りフェルトに重ね、チャコペンでクリアファイルに沿って線を引く。
3.フェルトを線に沿って切り取る。
④トレース台でフェルトに直接写す
正確さ
簡単さ
綺麗さ
最後は、トレース台を使って写す方法です。
②③では型紙を一度写して切り、それをまたフェルトに写して切るという手順でした。
一方、この方法は型紙は綺麗に残したまま「写して切る」工程も1回で済みます。
サイズも正確で刺繍の線も同時に引けるのも良い!
個人的におすすめの方法ですが、濃い色のフェルトだと型紙の線が透けないのが惜しい点です。
トレース台を使った詳しい内容は、こちらに書きました。
写し方
1.型紙を印刷してトレース台に置き、その上にフェルトを重ねる。
2.フェルトに透けた線をチャコペンで写す。
3.線に沿って切り取る。
色々な方法で型紙を写してみよう!
今回はフェルト生地へ型紙を写す方法を4つ検証してみました。
個人的には、作品の種類によって使い分けるのがいいかなと思います。
ぜひ色々試しながら、作品作りを楽しんでみてください。
参考になれば嬉しいです!
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